こんにちは。代表の藤田晃太朗です!!
もうすぐ4月ですね。
4月は環境が変わり疲れやすくなるので、気を付けて動きましょう!
今日は僕が出演する演奏会についてです。
4月6日(土曜日)、ルーテル市ヶ谷ホールで演奏します。
曲はフランツ・リスト作曲 ハンガリー狂詩曲14番です。
冒頭(ラッシャン)は死者のための葬送行進曲になっており、重々しく始まります。そのあとからは、次のモチーフは何だろうと?、何度も何度も、後半(フリシュカ)まで焦らして進行していきます。その間にハンガリー語特有のリズム、ジプシー音楽の旋律などが出てきて、楽しませてくれます。
そして、後半(フリシュカ)に入ると、今までの焦らしていたエネルギーを開放させ、曲の最後まで技巧的で華やかなピアノが続いて終わります。
この曲はとても弾きずらい曲です。技巧的にもですが、一番弾きずらい原因はハンガリー語特有のリズムだと思います。普段のピアノを弾いていてもなかなか出会うことがないので、このリズムを体に染み込ませるのは大変でした。
そして、もう一つ弾きずらいポイントがあります。狂詩曲なので形式がソナタなどよりも、まとまりがありません。そのため、弾いているとよくわからなくなってしまうことがありました。まとまりがない中、どこに形式感を感じるかがとても大変でした。
また、この曲は言い方が悪いですが、上品な音楽ではありません。なので、音楽に乗ることがとても大事だと思います。後半(フリシュカ)でもただ早く間違えないようにというのを大事にしすぎるとパッとしません。自分はロマの人がヴァイオリンを弾いている光景を想像しながら演奏したら、音楽に乗れるようになりました。
ハンガリー狂詩曲の魅力が伝えられる演奏が出来るように頑張ります!
藤田晃太朗